LGBTという言葉やレズビアンという言葉を、最近テレビやインターネット、雑誌などでもよく見かけるようになりました。
男女の恋愛が普通とされてきた中で、言い出せなかった人や、自分でも気づかなかったけれど何かの拍子に気づいてしまった人もいるかもしれません。
この記事では、レズビアンとはどんな人か?という解説と、レズビアンの人の特徴、レズビアンの見分けかたを紹介していきます。
もしかしたら、仲間を見分けられるかも?
レズビアンとはLGBTの「L」女性だけど、女性が好き
レズビアンとは、性的マイノリティをあらわすLGBTの「L」にあたる部分です。
女性同士の同性愛者のことで、自分の事を女性だと思っている人が、女性に対して恋愛感情や性的な欲求をもったりする人のことです。
男性と付き合ってみたものの、何かしっくり来ないという人が「もしかしてレズビアンかも?」と思う事がしばしばあります。
そういう人たちは男性も女性も愛せる「バイセクシャル」とよび、レズビアンとは異なります。
レズビアンの人の恋愛対象は後にも先にも女性なんです。
女性だけど、女性が好き。というレズビアンの中にも、男性的な見た目の人や女性的な見た目の人など分かれています。
それについても紹介しますね。
ボーイッシュ系
レズビアンの人の中には、自分の事を女性だと認識しつつも、男性的な服装を好む人がいます。
そういう人の事を、ボーイッシュ系(ボイ系)と呼びます。
ボーイッシュ系のレズビアンの人は、女性っぽい見た目のレズビアンの人を好きになるとは限りません。
ボーイッシュ系の人とボーイッシュ系の人と恋愛をしたりするため、服装が男性的だからといって好きになる人のタイプのくくりは特にありません。
お化粧はしないという人が大半です。
フェム系
レズビアンたちの中でいう、「フェム系」とは、女性らしい見た目のフェミニン系という意味です。
ファッションやメイクを楽しみ、見た目に気を使う人が多いです。
なかには、異性愛者の女性に溶け込むためにあえて女性らしい服装を選んでいるだけの人もいます。
フェム系の人も好きになるタイプはボイ系やフェム系などそれぞれです。
ただ、フェム系の人に人気な見た目はフェム系です。(これはマジ)
中性
ボイ系、フェム系のほかに「中性」というくくりもあります。
男性的、女性的、どちらにもあてはまらない、あるいはどちらとも限定せず好きなファッションを楽しんでいる人のこと。
私が見てきた中では、モード系の人が多かったです。
格好いいような、可愛いような。
独特の雰囲気や色気を持っている人が多いです。
もしかして…!?【レズビアンの見分けかた7つ】
おおやけの場で「レズビアンです」という人はかなり少ないです。
同じレズビアン同士、恋愛に発展しなくとも友人として話ができたらどんなに気が楽だろう?と思っている人は多いと思います。
しかし、LGBTイベントやマッチングアプリ、出会い掲示板以外の、日常生活の中でレズビアンを見つけるのは至難のワザです。
「もしかして?」と思った時に、見分ける方法を7つ紹介します!
レズビアンの見分けかた1.女性に対するスキンシップが多い
レズビアンの人を見分ける第一ポイントは、「女性に対するスキンシップが多い」です。
基本的にレズビアンの人は、女性に触れることを好む人が多いです。
手を握ったり、抱きついたり、頭を撫でたりする人がいたら…もしかしたらそうかもしれません。
レズビアンの見分けかた2.彼氏の話や恋愛トークを避ける
ノンケの女性は、恋愛トークが大好きです。どんな男性がいいか、どんな人と結婚したいか、彼氏はどんな人なのか、いるのなら写真が見たい、など。
ずっと「彼氏は居ない」と言うのも逆に怪しまれそうだし、居ると言ったら「写真が見たい」と言われ、疲弊します。
すると、自然と恋愛トーク大好きなキラキラ女子グループから離れ、大人しいグループに行くか、あえて一人を選ぶ傾向にあるようです。
ちなみに学生時代の私は、キラキラ女子に合わせつつ、程よく距離を取るためにいろんなグループを転々として居ました。
レズビアンの見分けかた3.合コンを断る
レズビアンの人は合コンを断ります。男と出会ってもしょうがないので。
変な気を持たれても困るし、義理で連絡先を教えてしまって連絡がきても困る。
行かないに限ります。
そういう理由で、合コンを断るレズビアンが多いです。
もし、レズビアンの人が合コンに行くなら、付き合いのカモフラージュくらいでしょう。
レズビアンの見分けかた4.好きな芸能人を聞いた時、同性の芸能人をあげる
「芸能人で誰が好き?」と聞いた時に、ノンケのキラキラ女子はイケメン男性芸能人の名前をあげる人が圧倒的に多いです。
いっぽうで、レズビアンの人は女性芸能人の名前をあげる事が多いように感じます。
もしかして?と思う人があなたの周りに居るのなら、好きな芸能人を聞いて見るといいかもしれません。
レズビアンの見分けかた5.腐女子orバンギャ
これは私の経験ですが、レズビアンの人は腐女子(ボーイズラブが好きな人)やバンギャ(ヴィジュアル系バンドが好きな人)が多いです。
ボーイズラブが好きな腐女子は、同性愛に偏見がない人が多いのでレズビアンやバイセクシャルになりやすいのかもしれません。
ヴィジュアル系好きのバンギャは、中性的な見た目の人が多いからか、ヴィジュアル系の曲の歌詞がちょっと重めの恋愛観の曲が多いからか、レズビアンやバイセクシャルの人が多いです。
レズビアンの人は、恋愛において精神的な繋がりも重要視する人がかなり多いので、やや重めの恋愛観の歌詞に惹かれるのかもしれません。
レズビアンの見分けかた6.一度は精神を病んだ経験がある
レズビアンの見分けかたのひとつとして、あくまで個人の経験則なのですが一度は病んだ事がある人が多いです。
人と違うことや、ノンケなら結婚して家庭を持って…が可能なのに、レズビアンはこの先の人生をどうやって生きて行くのか選択しなければなりません。
人と違う事でいじめの対象になる可能性もあります。
また、レズビアンということを家族に言うべきか、黙っておくべきか。
結婚をすすめられたらどうするか。
親と自分の社会的な体裁と、将来のために自分を圧し殺して男性と結婚するのか、それとも後ろ指を刺されても本当に好きな人と生きるのか。
選択と決断が多いのです。
そりゃあ、一度は病みますよね。
(病んで居ない人ももちろん居ます)
レズビアンの見分けかた7.毒親もち
こちらも私の個人的な意見なのですが、レズビアンの人の両親は「毒親」のケースが多いです。
毒親とは、過干渉や暴言、暴力などによって子どもに重圧を与えたり、親の都合を優先したり、子どもに構わなかったりする親のことです。
私の知り合いには、レズビアンであることを否定されたり、育てかたを間違った、頭がおかしいと精神病院に連れて行かれたりしていた人も居ました。
また、レズビアンであることを話していなくても、両親の離婚や暴力、性暴力などを受けて男性と結婚して幸せになれる想像ができない、女性しか愛せなくなってしまった、という人も何人もいました。
私の周りにそういう人が多かっただけかもしれませんが、私が知る限りでは結構な人数でした。
ただ、そんなに仲がよくない人に「うちの親、毒親なんだよね」なんて言わないので、レズビアンを見分ける方法としては難しいかもしれません。
まとめ
今回はレズビアンの紹介と、見分けかたのポイントを7つ紹介しました!
レズビアンとは、自分の事を女性だと思っている人が、女性に対して恋愛感情や性的な欲求をもったりする人のことです。
男女間の恋愛に比べると、少数派ではありますが、決して変な事ではありません。
ただ、仲間が少ないので悩みや気持ちを分かち合える人が少ないです。
この記事で紹介した、レズビアンの見分けかたのポイントを使って、仲間との距離を少しずつ詰めて確信が持てた段階でカミングアウトしてみるのも仲間を増やす方法のひとつかもしれません!
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!