私がビアンになるまで「小学生編」

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私がビアンになるまで【小学生編】作りものの初恋

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女の子って早熟ですから、小学生になるともう恋バナが好き。

私の周囲もそうでした。

何組の誰が好きだとか、グループが一緒になってうれしかったとか、休み時間に話したとか。

「好きな人はいない」

そう答えたら、「じゃあ作りなよ!」と返されて驚いた。

好きな人を、……作る?

好きになるのではなく、作るの?

私は子供ながらにとても疑問に思った。

彼女たちが異星人のように感じた。

しかし、好きな人がいることが当たり前な彼女たちにとっては、好きな人がいない私の方こそ異星人なのだと悟った。

そうして、私は

周りに合わせるために、好きな人を作った。

作りものの好きな人

私がビアンになるまで「小学生編」2

友達に言われて、無理やり作った好きな人。

その矛先は、同じ習い事をしていたひとつ下の学年のじん君。

見た目はちょっと可愛い系。

運動神経抜群で、明るくて、下の学年の子の中でもモテてたと思う。

格好いいなとは思ってたけど、別に好きではない。

小学生の頃の1つ下の学年ってすごく年下に見えるじゃないですか。

かっこいいと思うけれど、「ない」んですよ。

でも、他にかっこいいなと思うひとすらいなかったので、じん君が選出されました。

話を合わせる為だけにじん君の名前を出したのですが、じん君を見かけるたびに周囲の女子が騒ぎ出します。

「告白しないの?」

「応援するよ!」

なんて言われる始末。

おいおい、私の好きな人(仮)のことはいいんだよ。

私の応援はしてくれなくていいから、自分の好きな人との縁を頑張れよ。

子供ながらにそう思っていました。

もしかしたら友達もまた、作りものの好きな人だったのかもしれないなと今では思います。

そんなこんなで、小学校を卒業するとじん君のことはどうでも良くなっていました。(もともと好きでもなかったけど)

この話、私が思うに一番の被害者はじん君だなって。

別に好きでもない女子からキャーキャー言われてると思ったら、急にどうでもいいとか勝手に言われて。

ほんとにごめんね。

でも、よく考えたらこれはビアンの自覚を持ち大人になった今でもあることです。

会社で「彼氏はいるの?」と聞かれた時に、「いないです(彼女ならいるけど)」って答えた時。

「え〜、もったいない!好きな人作りなよ」

と、こんなことを言う人がいます。

何が勿体無いのか?

好きな人を作ってどうするのか?

なぜあなたに言われなくちゃいけないのか。

そんなんだから彼氏はいなくても、彼女がいるって言わないんですよ。

そういうことです。

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